
ドラム式洗濯機で使う洗濯ネットを買いたいのに、サイズや形、網目の違いが分からず迷っていませんか。
「ドラム式対応」と書かれていても、衣類に対して大きすぎたり、洗濯機の条件に合っていなかったりすると、脱水時の片寄りや振動につながることがあります。
選ぶときに確認したいのは、次の4点です。
・自宅の洗濯機で使用できる大きさと形。
・衣類の洗濯表示と乾燥表示。
・畳んだ衣類に合うネットのサイズ。
・衣類を守る目的に合う形と網目。
この記事では、手持ちの洗濯ネットで済む場合から、角型・丸型・立体型の違い、脱水が止まったときの対処法まで整理します。
最初に洗濯機の取扱説明書を確認する
洗濯ネットの使用条件は、すべてのドラム式洗濯機で同じではありません。
メーカーや機種によって、使用できる寸法、形、枚数、洗濯コースが異なります。
たとえば、日立の一部機種では、次のように案内されています。
・衣類を一つのネットへ詰め込みすぎない。
・吸水して重くなるため、2~3個以上のネットへ分ける。
・一辺が40cm未満のネットを使用する。
・重い衣類が片寄らないよう、ドラム内へ均一に広げる。
これは日立の案内例であり、すべての洗濯機へ当てはまる共通条件ではありません。
まずは自宅の洗濯機の型番を確認し、取扱説明書に記載された条件を優先してください。
日立公式:ドラム式洗濯乾燥機の洗濯物の入れ方
洗濯ネットがドラム式で使用不可とされる理由については、洗濯ネットがなぜドラム式に不可?使用前に知っておくべきことでも詳しく説明しています。
衣類の洗濯表示と乾燥表示を確認する
洗濯ネットは衣類同士の摩擦や絡まりを抑えるための物ですが、洗濯表示で禁止されている方法を可能にする物ではありません。
家庭洗濯ができない衣類は、ネットへ入れても家庭の洗濯機では洗えません。
洗濯から乾燥まで行う場合は、家庭洗濯の記号だけでなく、タンブル乾燥の記号も確認します。
正方形の中に円がある記号がタンブル乾燥を表し、記号へバツが付いている場合はタンブル乾燥禁止です。
消費者庁公式:新しい洗濯表示
乾燥機対応ネットでも乾燥前に取り出す場合がある
「乾燥機対応のネットなのに、なぜ衣類を取り出す必要があるのだろう」と疑問に感じるかもしれません。
乾燥機対応という表示は、ネット自体が乾燥運転に使用できるという意味です。
衣類をネットへ入れたままでも、均一に乾きやすいことを保証する表示ではありません。
ネットの中で衣類がまとまった状態が続くと、乾きムラやシワにつながる場合があります。
日立は、洗濯ネットへ入れたまま乾燥すると乾きにくくなるため、脱水後にネットから取り出して乾燥するよう案内しています。
商品によっては、乾燥機対応であっても、衣類を入れたままでは乾きムラやシワの原因になると注意書きに記載されています。
日立公式:乾燥運転を行っても洗濯物の乾きが悪い場合
乾燥まで行うときは、次の三つを確認してください。
・衣類がタンブル乾燥に対応しているか。
・ネットが乾燥機に対応しているか。
・洗濯機の説明書で、乾燥前にネットから出すよう指定されていないか。
サイズは畳んだ衣類に合わせる
洗濯ネットのサイズは、衣類を広げた状態ではなく、洗濯前に畳んだ状態を基準にします。
目安は、押し込まずに収まり、中で大きく動きすぎない大きさです。
小さすぎるネットへ無理に入れると、衣類が厚いかたまりになります。
反対に、大きすぎるネットへ少量だけ入れると、衣類が中で移動して形が崩れやすくなります。

薄手のシャツやニット
薄手の長袖シャツやニットを1枚ずつ洗う場合は、畳んだ衣類に近い大きさの角型が候補です。
袖を内側へ畳み、身頃の形を整えて入れます。
何度も小さく折らなければ入らない場合は、一回り大きいサイズへ替えましょう。
セーターやトレーナー
セーターやトレーナーは厚みがあり、水を含むと重くなります。
押し込まずに入れられる丸型や、大きめの角型が候補です。
ただし、大きなネットは脱水時の片寄りにつながる場合があるため、購入前に洗濯機の寸法条件を確認してください。
靴下や薄手の小物
靴下、ハンカチ、薄手のインナーなどは、小さめのネットへ種類ごとに分けます。
大きなネットへ大量にまとめず、ネットが大きく膨らまない量に抑えます。
ホックや装飾のある衣類は、ほかの衣類へ引っ掛からないよう別のネットへ入れましょう。
角型・丸型・立体型は衣類に合わせて選ぶ
洗濯ネットの形は、どれが最も優れているかではなく、衣類をどのような状態で洗いたいかで選びます。

角型は畳んだ形を保ちたい衣類向け
角型は、シャツ、ブラウス、薄手のニットなどを畳んで入れやすい形です。
衣類に近いサイズを選ぶことで、ネットの中で丸まりにくくなります。
襟や袖の形を整えて洗いたい衣類にも使いやすいタイプです。
丸型は小物や厚みのある衣類の候補
丸型は、靴下などの小物や、畳んでも厚みが出る衣類を入れやすい形です。
オーエの丸型ネットは、洗濯物の片寄りを抑えやすい形として案内されています。
ただし、丸型を選ぶだけで脱水時の片寄りを防げるわけではありません。
衣類の重さ、入れる量、ドラム内での配置も確認する必要があります。
オーエ公式:SL丸型ガードネット
立体型は芯材と対応表示を確認する
ブラジャーやカップ付き衣類向けの立体型には、カップをつぶれにくくするクッションや芯材が使われています。
洗濯機やネットによっては、芯材入りや立体型の使用を制限している場合があります。
「下着用」「立体型」という商品名だけで判断せず、ドラム式と乾燥機への対応表示を確認してください。
網目は細目と粗目を使い分ける
網目は、衣類を何から守りたいかで選びます。
細かい網目が向く衣類
細かい網目は、次のような衣類の候補です。
・糸くずの付着が気になる衣類。
・表面の毛羽立ちが気になる衣類。
・レースや薄い生地。
・ホックや小さな装飾がある衣類。
・ストッキングなどの小物。
ただし、細かい網目へ衣類を詰め込むと、水や洗剤が回りにくくなる場合があります。
1枚または少量ずつ入れ、厚いかたまりにしないことが大切です。
粗い網目が向く衣類
粗い網目は、水や洗剤を通しやすくしたい普段着の候補です。
入れられる衣類の量は、ネットの大きさや構造によって異なります。
商品によっては、容量の3分の2までを目安にするよう案内されている場合もあります。
洗濯ネットへ入るだけ詰め込むのではなく、パッケージやメーカー公式ページに記載された使用量の目安を確認してください。
ホックや装飾が網目から出ないことも確認しましょう。
網目だけで毛玉や型崩れを完全に防げるわけではありません。
衣類を裏返す、タオルと分ける、洗濯物を詰め込みすぎないといった準備も必要です。
毛玉を抑える洗い方や素材の違いについては、毛玉知らずの衣服へ:素材選びから洗濯術まで徹底ガイドも参考になります。
洗濯ネット使用時に脱水が止まる原因と対処法
洗濯ネットへ入れた衣類は、水を含むと重くなります。
重いネットがドラム内の一か所へ集まると、脱水時の振動が大きくなり、補正運転を繰り返したり、途中で停止したりすることがあります。
日立も、洗濯物の片寄りによって脱水中の振動が大きくなり、運転停止や運転時間の延長につながると案内しています。
日立公式:洗濯物の片寄りを防ぐ方法
脱水が止まったときの確認手順
1.取扱説明書に従って運転を一時停止する。
2.ドアを安全に開けられることを確認する。
3.一つのネットへ詰め込みすぎていないか確認する。
4.重い衣類を広げ、ドラム内へ均一に入れ直す。

5.大きなネットが重いかたまりになっている場合は、衣類を分ける。
6.取扱説明書に従って脱水を再開する。
厚手の衣類をネットへ入れ、1点だけで洗うと、ネット全体が重いかたまりになる場合があります。
一部の洗濯機では、同じ条件で洗える衣類を2~3枚加え、重さを分散させる方法が案内されています。
色移りの可能性がある衣類や、洗い方が異なる衣類を無理に追加してはいけません。
自宅の取扱説明書と衣類の表示を優先してください。
エラーコードは機種ごとに異なる
脱水時に表示されるエラーコードは、メーカーや機種によって異なります。
日立の一部機種では、洗濯物の片寄りによって脱水できない場合に「C04」が表示されます。
ほかのメーカーや機種へ同じコードを当てはめることはできません。
片寄りを直しても停止を繰り返す場合は、排水口、排水ホース、洗濯機の水平状態など、ネット以外に原因がある可能性もあります。
表示されたコードと洗濯機の型番を確認し、取扱説明書またはメーカー公式サポートを参照してください。
手持ちのネットで済む人と買い足したほうがよい人
手持ちのネットが次の条件を満たしていれば、すぐに新しい物を買う必要はありません。
・自宅の洗濯機で使用できる。
・衣類を押し込まずに入れられる。
・ファスナーが最後まで閉まる。
・網目や縫い目が破れていない。
・入れる量を減らせば大きく膨らまない。
反対に、対応表示が確認できない、衣類に対して大きすぎる、厚手の衣類を押し込んでいる場合は、買い足しや交換を検討します。
用途別に何枚もそろえるのではなく、普段よく洗う衣類に必要なサイズから追加すると無駄を抑えられます。
薄手シャツ用の角型ネットの具体例
ここからは、メーカー公式仕様をもとに、選び方を具体化するための商品例を紹介します。
「ダイヤ SS角型洗たくネット 057990」は、横約20cm、縦約23cmの角型です。
メーカーは、薄手の長袖ニット、長袖シャツ、長袖Tシャツを、それぞれ1枚入れる目安として案内しています。
縦型洗濯機、ドラム式洗濯機、乾燥機に対応しています。
ダイヤ公式:SS角型洗たくネット 057990
薄手の衣類を大きなネットへまとめず、1枚ずつ分けたい人が検討しやすいサイズです。
厚手のニットや大きなシャツには余裕が足りない可能性があるため、畳んだ衣類の大きさと比べてください。
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丸型・細目ネットの具体例
「オーエ SL 丸型ガードネット 49588」は、直径約30cmの丸型です。
メーカー公式ページでは、細かい網目によって糸くずや毛玉の侵入を抑え、衣類の絡み、型崩れ、毛羽立ちを抑える商品として案内されています。
オーエ公式:SL丸型ガードネット 49588
Amazonの商品ページでは、ドラム式洗濯機と乾燥機に対応し、ワイシャツやブラウス2~3枚が目安として掲載されています。
通販ページの表示やパッケージが変更される可能性があるため、購入時には届く商品の対応表示も確認してください。
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失敗しやすい選び方
大きければ使いやすいと考える
大きなネットは多くの衣類を入れられますが、濡れた衣類が中で集まり、重いかたまりになる場合があります。
収納できる量だけでなく、洗濯機の使用条件と衣類1回分の量で選びましょう。
ネットへ入れれば衣類を守れると考える
家庭洗濯禁止やタンブル乾燥禁止の表示は、ネットを使用しても変わりません。
衣類の表示に合う洗い方を選んだうえで、摩擦や絡まりを減らすためにネットを使います。
ファスナーの引き手を出したままにする
ファスナーが開くと、衣類がネットから出る可能性があります。
引き手を収納できる商品は、ファスナーカバーの奥まで入れてください。
一つのネットへまとめて詰め込む
衣類を詰め込むと、水や洗剤が回りにくくなるだけでなく、脱水時の片寄りにもつながります。
衣類に合うサイズへ必要な量だけ入れ、ネット同士もドラム内の一か所へ固めないようにします。
まとめ
・最初に洗濯機の取扱説明書と衣類の洗濯表示を確認する。
・畳んだ衣類が押し込まずに収まるサイズを選ぶ。
・角型、丸型、立体型と網目は衣類を守る目的で使い分ける。
・脱水が止まるときは、詰め込みすぎとドラム内の片寄りを確認する。
手持ちのネットが条件に合う場合は、入れる量や配置を見直すだけで済むこともあります。
買い足す場合は、よく洗う衣類に必要なサイズと形から選びましょう。
参考にした公式情報
・消費者庁 新しい洗濯表示
・日立 洗濯物の片寄りを防ぐ方法が知りたいです
・日立 乾燥運転を行っても洗濯物の乾きが悪いです
・ダイヤ SS角型洗たくネット
・オーエ SL丸型ガードネット
・ダイソー 洗濯ネット(粗目、丸型)
確認日:2026年8月3日
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